・・・なんというかその
こういう人たちのほうが偉い先生や評論家よりも重みがあるというか説得力があるというか
彩図社「今日、ホームレスになった」


彩図社からは他にも株で儲けてて仕事をやめてしまいその後破産してソープで激務に追われる事になったひとやパチプロやってて後に「今はそのことについては書きたくない」とまでひどくなった人のノンフィクションなんかが出ている

そして今回読んでて感心してしまったのはこの本
彩図社「ビンボーになったらこうなった!」

フリーライターをやっていてある日を境に仕事がなくなりビンボーになってしまった男の体験記である
読んでみるとなるほどと感心してしまう
やはり何事も実体験せねばわからないものだなあと(体験したくないけど・・・)
いくつか抜粋してみると
・本、雑誌、テレビ等メディアでやっている節約術は本当の貧乏人には何の役にも立たない、(時間も貴重なためやっている暇すらない)
・取立てが厳しいのは消費者金融より税金等の国関係
・(貧乏を楽しむというが)貧乏は楽しくもなんともない
・「アメリカでは」なんて例えなんになる(157巻8話)
等々

特に気になったのが
「ビンボーがどういうものかも知らずに助言や意見を言ってくる人たちは無責任で腹が立つ」
というもの
確かに自分もこのブログや普段の生活の中でそういうことをしてしまってるかもしれない
「ノノノノ」の時に思わず女子ジャンプスキー選手を応援してしまったが
http://kochikame-nagoya.b.dlsite.net/archives/2294971.html
このとき彼女の将来をもっと考えて応援するべきだった
人事とはいえなんか彼女の将来が心配になってきた
108巻2話や185巻2話などで麗子や中川が「人間顔じゃない」みたいなこと言って「イヤミなこというな」「不細工になってみろ」と両さん怒っている
確かになってみんとわからんかも知れんなあほんとのとこは
言うにしても107巻7話の言うように両さんみたいな無責任な意見だと崖からの一押しになりかねない

しかし言っちゃ悪いが反面教師にはなってしまっている
なってしまってからではもう遅いのである
自分達の想像以上に実力勝負のフリーランス(や転職)は甘くない
どうしてもやりたいのならちゃんと貯金したりだめになった時のことを考えておくべきだ
家族を作りたいのならなおさらだ世帯主になって配偶者や子供等の扶養家族まで迷惑がかかってしまう
交通の便利な車のいらない所に住んでおくべきではなかろうか(車は金食い虫、車が足代わりのところに済んでると金がなくなったとき大変だ)とは言っても家賃のこともあるか・・・
そうなると一番安全なのはやはり公務員か、しかし国鉄がJRになったこともあるし・・・
一見簡単そうだけど実は人にとって特に働いてる人間にとっては一番難しいことかもしれない、確かに自分ひとりでやってくというのは理想であり夢だろうし、とは言っても現実見ないと・・・

それにフリーランスを誘ってくる人たちにも注意するべきだ
63巻8話でカメラの主人をたきつけてカメラを全部売り払わせて自分の考案の商品を作らせて後で倒産してしまった
42巻9話では「男なら」とか言って調子ずかれて利殖詐欺に一億円取られてしまっている
(土竜の掟、甘い言葉それは罠)
小林よしのり「ゴーマニズム宣言」2巻で
「死を恐れないことは勇気ではないしは恐怖である、臆病な人間ほど実は強いのである」
といってるが
失敗を恐れないのは勇気ではない、すべてを失うことは恐怖であり地獄である、人生臆病なまでに計画的なほうがいい
こち亀では両さんは無謀なことをやりその時がダメでも1週間たってないことになってるが現実そんなわけないのだから
・・・なんていうのも「知らない人の無責任な発言」なのだろうか

その時はうまく行ってて実力があると思っていても油断できない
前にも紹介した小林よしのり「ゴーマニズム宣言」1巻47章の言うように世の中変るのである
自分の持っているスキルが時代の変化によって何の役にも立たなくなってしまうことがあるのだ
世の中は変る、人々がそれに適応しようとしてもそれを置いてきぼりにして、いやあるきっかけを境に180度ガラッと変ってしまうのである
プレステが携帯ゲーム機のニンテンドーDSに人気を奪われ、そのあとニンテンドー3DSが失敗しスマホに取って代わられ任天堂が赤字になってしまうなど予想できただろうか
最近では前はES細胞で万能細胞の世界トップだったのが山中教授がiPS細胞でノーベル賞を取ってしまいお株を奪われ、あせりか女の色香かSTAP細胞の問題により信用を失ってしまうなど想像できただろうか
(土竜の掟、女のフェロモンご用心)

何でこんなことを書いてしまうのか
確かに自分はフリーランスの経験はない
しかし、もうぶっちゃけてしまうが自分の父親がフリーランスだった
最初はよかったがバブル崩壊等時代の流れでだめになり、独立を進めた慕っていた目上の元上司にも裏切られ後はお決まりの顛末である
そう考えると自分はなんと運がいいことか
父親がそうでも自分が助かったのは母親が倹約家だったおかげである
社会に出て色々あり変なクソババアに首にされかかったりもしたけどその他周りの人たちに恵まれたおかげで自分は生きていられる
若い頃は自分はダメな人間だと嘆いたりもした、いや努力しなかったからこんなふうだと自分を責めたりもした、運が悪いと落ち込んだりもした
しかし今考えるとその時下手な実力ついて自信もってて無謀な挑戦して人生賭けてたらと思うとぞっとする、破滅してたかもしれない、自分という人間がどんな人間かわかっていてよかった
自分が今こうして平々凡々と暮らしていれるのは周りの人たちに恵まれたおかげであることはもちろんであり、若い頃無茶しなかったおかげかもしれない

とは言ってもこれから自分がどうなるか世の中どう変るかまったくわからない
自戒のためにもくれぐれも自分の身が安泰だと決して思ってはいけない